仏自動車部品大手のフォルシアは6月24日、独フォルクスワーゲン(VW)のブラジル法人にアプリマーケット・ソリューションを提供すると発表した。フォルシアと独立系アプリストアのアプトイド(Aptoide、ポルトガル)との合弁会社「フォルシア・アプトイド・オートモーティブ」を通じて南米地域の顧客ニーズに合わせて提供する。VWは同ソリューションを新型クロスオーバーモデル「ニーヴァス」など、同社の主要モデルに搭載していく予定。搭載モデルではインフォテインメントシステムを通じ、数百以上のアプリソフトが利用できるようになる。
フォルシア・アプトイド・オートモーティブは米グーグルのOS「アンドロイド」に対応したアプリマーケット・ソリューションを開発・製品化し、世界の自動車市場に投入している。セキュリティ保護と手ごろな価格が特長で、無線通信(OTA)による自動アップデート機能を持つ。同ソリューションを使うことで、ナビゲーションや駐車場情報をはじめ、ビデオストリーミング、音楽配信など自宅で楽しむコンテンツを気軽に車で利用できるようになる。