オペル、電動SUV「グランドランドX」前輪駆動モデルの生産を開始

仏自動車大手PSAの独子会社オペルは7月21日、ドイツのアイゼナハ工場でSUV「グランドランドX」の前輪駆動・プラグインハイブリッド(PHV)モデル「グランドランドXハイブリッド」の生産を開始したと発表した。同工場ではすでに3月から同PHVの4WDモデル「グランドランドXハイブリッド4」を生産している。オペルは新モデル(2WD)の投入により4WD車の性能を求めない顧客層を開拓できると期待する。新モデルの独市場における販売価格は4万2,345ユーロ(エントリーモデル)からの設定となる。

「グランドランドXハイブリッド」は、1.6リットル・ガソリンターボエンジンと前車軸に配置した電気モーターを組み合わせ、システム総出力で165kW、最大トルク360Nmを引き出す。走行100km当たりの燃費はWLTPモードで1.4~1.5リットル、走行1km当たりのCO2排出量は同31~34グラム。電気駆動のみで57キロメートル走行できる。

アイゼナハ工場では「グランドランドX」の電動モデルと従来のエンジンモデルとの混流生産方式を採用している。

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