独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは7月29日、乗用車駆動技術部門とEモビリティ部門を統合し、新たに乗用車電気駆動部門を設立すると発表した。これにより、ZFは将来的に、内燃エンジン用のみに使用する部品の開発から撤退し、プラグインハイブリッド車と純粋な電気自動車向けの部品に注力する戦略を鮮明にする。
新部門の責任者には、現在、ZFの乗用車駆動技術部門を統括するシュテファン・フォン・シュックマン氏(46)が就任する。また、フォン・シュックマン氏は、ミヒャエル・ハンケル(63)取締役の後任として2021年1月1日付で新取締役に就任する予定。
ハンケル氏は2020年12月31日付で定年退職する。