独M+H、ルードヴィヒスブルクの本社工場を閉鎖

独自動車・産業用フィルター大手のマン・ウント・フンメル(M+H)は7月30日、本社のあるドイツのルードヴィヒスブルクの工場を閉鎖すると発表した。既存の受注品は他の工場に移管するか、同工場で生産し、終了する。閉鎖の具体的なタイムスケジュールについては今後、顧客や労働者側の代表と協議していく。今回の決定により、同工場に勤務する約400人が影響を受ける。なお、本社と研究開発拠点は引き続きルードヴィヒスブルクに置く。

ルードヴィヒスブルク工場では、自動車向けの燃料フィルターやオイルフィルター、エアフィルターなどを生産している。同社は今回の措置について、常に顧客ニーズの変化に応じて生産拠点を見直している中で、ルードヴィヒスブルク工場は今後の競争力確保が困難と判断した、と説明している。また、同社のトーマス・フィッシャー監査役会長は、「ルードヴィヒスブルク工場は1954年からある工場で、難しい決断だったが、当社の将来性を考えると必要な決定だった」とコメントした。

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