ボルボの印バス事業、地場大手アイシャーとの合弁会社に統合

スウェーデンの商用車大手ボルボ・グループは13日、バス部門ボルボ・バスのインド事業ボルボ・バス・インディア(VBI)を、同国自動車大手アイシャー・モーターズとの合弁会社ボルボ・アイシャー・コマーシャル・ビークルズ(VECV)に統合すると発表した。製品開発と購買、製造におけるシナジー効果を高め、同国のバス市場における地位を強化する。取引金額は明らかにしていない。2カ月以内の取引成立を見込む。

統合に伴い、VBIが南部バンガロール近郊のホスコテに持つバス工場と、VBIの全従業員をVECVのバス部門に移管する。VECVはボルボとアイシャーのブランドを製造すると同時に、ボルボの先駆的な技術を活用して将来のトレンドである都市対応車、eモビリティ、コネクティビティ、持続可能性といった分野にも力を入れていく。

VBIは長年、都市および長距離バスを手がけてきた。VECVは今後、小型から大型まで様々なバスをラインアップし、輸出も積極化する方針だ。

上部へスクロール