FEV、車両重量をリアルタイムで算出するソフトウエア開発

独エンジニアリング会社のFEVはこのほど、車両重量をリアルタイムで算出するソフトウエアを開発したと発表した。既存の車載センサーのデータを活用するシステムのため、他のシステムに比べて低価格で柔軟性が高く、内燃エンジン車、電気自動車、小型車、トラックなどあらゆるタイプの車両に搭載できる利点がある。

電気自動車では、車両の重量が航続距離に大きく影響する。FEVのシステムを搭載すれば、航続距離を厳密に算出し、エネルギー管理やナビゲーションのルート選択、充電のタイミングなどを最適化することができる。また、輸送会社など多数の車両を管理する事業者は、積載重量、配達先の住所、交通状況などに基づいて、最適な走行ルートを算出し、燃料費や人件費などのコストを削減することができるとしている。

FEVはすでに当該システムの実証試験を様々なタイプの車両で終えており、現在は次世代車両への搭載に向けた開発に取り組んでいる。

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