独オペル、21年にLCV「モヴァノ」の電動モデルを投入

仏自動車大手PSAの独子会社オペルは4日、小型商用車(LCV)「モヴァノ」の電気駆動モデルを2021年に発売すると発表した。同社はパネルバン「コンボ」の電動モデルを同年中に市場投入するほか、パネルバン「ヴィヴァロ」の電動モデルの販売をすでに開始している。「モヴァノ」の電動モデルの投入により、同社のLCVラインナップにすべて電動モデルが加わることになる。

オペルは2024年までに全てのモデルに電気駆動機種を設定する方針。今年の1-3月期に電気自動車(EV)「コルサe」と、「グランドランドX」のプラグインハイブリッド(PHV)モデルを発売したほか、バン「ザフィーラ」や小型SUV「モッカ」のEVモデルも順次投入する計画だ。

オペルはまた、PSA、仏石油大手トタル、トタルの電池子会社サフトと自動車向けの高性能電池を開発・生産する合弁会社「オートモーティブ・セルズ・カンパニー(ACC)」を設立することで合意した。独カイザースラウテルンと仏北部のオー=ド=フランス地域圏に、それぞれ年24ギガワット時(GWh)の生産能力を持つ工場を建設する計画。

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