デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズは16日、同社の地図情報サービスがスマート電動スクーターの新興ブランド、ブルーシャーク(香港)に採用されたと発表した。マッピングや位置情報機能がブルーシャークの最新機種である「Blueshark R1」に搭載される。スクーターのドライバーはスマートフォンを使わずにナビゲーションやマッピング、ルート設定などの機能が利用できるようになり、安全性と快適性が向上する。ヒアはこれをてこに二輪車向けの位置情報サービス提供を強化する意向だ。
Blueshark R1にはブルーシャークが独自開発した世界初の二輪車向けOS「ArkRide」が搭載される。同OSは無線通信(OTA)による自動アップデート機能を持ち、ヒアが開発した車載ナビゲーションシステムとルート設定のアルゴリズムが組み込まれる。インパネにはタッチ操作が可能な10インチのフルカラーディスプレイを採用する。
ブルーシャークは香港に拠点を置く電動バイクメーカー、シャークガルフ・テクノロジー(Sharkgulf Technologies)のブランド。Rシリーズは年内に中国のほか韓国、欧州などで発売される予定となっている。