独シーメンス、バイエルン州に大型電解プラントを建設

独電機大手のシーメンスは9月25日、ドイツのバイエルン州に再生可能エネルギーから水素を生成する電解プラント(エレクトロライザー)を建設すると発表した。6メガワットの大型装置で、第一段階では、年900トン超の水素を生成する計画。本稼働の段階になると最大で年2,000トンの水素を生成することができる。

当該装置は、バイエルン州北部のチェコ国境に近いヴンジーデル・イム・フィヒテルゲビルゲで既に操業しているシーメンスの蓄電池施設の近くに建設する。今年末に鍬入れ式を行い、2021年末に操業を開始する計画。

生成した水素はタンクに入れ、トラックで近隣地域の顧客に供給する。将来は、エレクトロライザーと同じ場所に水素ステーションを整備してトラックやバスが利用できるようにする計画。

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