独エルリングクリンガー、エアバスと燃料電池の合弁設立

独自動車部品大手のエルリングクリンガーは14日、欧州航空機大手のエアバスと燃料電池技術分野における長期提携について合意したと発表した。合弁会社を設立し、まずは航空機用の燃料電池スタックを開発する。合弁会社には、エアバスが過半数を出資し、エルリングクリンガーは小規模出資となる。

エルリングクリンガーは、新設する合弁会社に技術供与し、エアバスは対価として数千万~5,000万ユーロをエルリングクリンガーに支払う。また、エルリングクリンガーは、合弁会社に開発に必要な部品を供給する。

エアバスは先ごろ、水素を燃料とする商用機を2035年までに投入する計画を発表した。「ゼロe(排出ゼロ)」と命名された同プロジェクトでは、いずれも液体水素を燃料とする3種類の試作機を製造する予定。

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