仏自動車部品大手のフォルシアは13日、仏エンジニアリング会社のゴサン(Gaussin)の物流・港湾車両にフォルシアの水素貯蔵システムを供給すると発表した。
フォルシアは、フランスのバヴァンにあるコンピテンスセンターで、水素5キログラムを350バールで貯蔵する水素貯蔵システムを開発・生産している。年内に、ゴサンの2タイプの車両にこの水素貯蔵システムの供給を開始する。
ゴサンは、物流センター用の車両「ATM‐H2」(牽引能力:38トン)と港湾車両「APM‐H2」(牽引能力:最大75トン)にフォルシアの水素貯蔵システムを搭載する。
フォルシア・クリーン・モビリティのマティアス・ミートライヒ・エグゼクティブ・バイス・プレジデントはゴサンとの協力について、「商用車、オフロード・産業用途向けの水素ソリューションを提供する当社戦略の重要な一歩となる」とコメントしている。
フォルシアは10月6日にバヴァンのコンピテンスセンターの竣工式を行ったばかり。同センターの建設投資は2,500万ユーロ。エンジニア・技術者が60人以上勤務している。