ボルボ・カーズとポールスター、EUのCO2削減目標を達成

スウェーデンの乗用車大手ボルボ・カーズは10月29日、電動車ブランドのポールスターと合わせた二酸化炭素(CO2)の削減量が、欧州委員会(EU)の定めた2020年のCO2削減目標を上回ったと発表した。これを受け同社は欧州委が実施しているプーリングシステムに沿って、米フォードを含む他の自動車メーカーにCO2排出量クレジットを提供するプーリング契約を締結した。取引による収益は環境技術の開発に再投資する。

ボルボ・カーズは大手自動車メーカーでは唯一、全のラインアップにプラグインハイブリッドモデル(PHV)を設定している。10月には、完全電気自動車(EV)「XC40リチャージ」の生産を開始した。ポールスターは今年から完全EVのクロスオーバーモデル「ポールスター2」の納車を開始している。

ボルボ・カーズは2025年までに世界販売の半数をEV、残りをハイブリッド車(HV)とする方針を示している。車両1台当たりのCO2排出量を同年までに18年比で40%削減し、40年には排出量ゼロの達成を目指している。

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