デジタル地図大手のヒア・テクノロジーズは10月27日、オーストラリアで女性専用のライドシェアサービスを提供するシーバ(Shebah)と提携したと発表した。同社のドライバーにクラウドベースの地図情報サービスを提供する。
シーバはヒアの開発システムを使って自社のライドシェアアプリをヒアのサービスと統合する。これにより、リアルタイムの交通情報、制限速度やスクールゾーンの通知、複数言語の音声ナビゲーション機能などが利用できるようになる。
シーバは運転手と乗客の双方を女性に限定したライドシェアサービス。2016年の設立で、国内に全体で24万人以上のユーザーがいる。社会的な弱者に安全で快適な移動手段を提供することを理念に掲げており、子どももサービスの対象としている。同社のマッケンロー最高経営責任者(CEO)は「ヒアの助けを得て、利用者に高い利便性と安全なサービスを提供できることを誇りに思う」と述べた。