2020/11/20

企業情報 - 部品メーカー

中国SVOLT、ドイツに生産進出

この記事の要約

ドイツのザールラント州政府と中国のリチウムイオン電池メーカー、蜂巣能源科技(SVOLT)は17日の共同記者会見で、SVOLTが同州に2工場を建設する計画を発表した。ユーバーヘルン近郊のリンスラーフェルトに電池セル工場を、 […]

ドイツのザールラント州政府と中国のリチウムイオン電池メーカー、蜂巣能源科技(SVOLT)は17日の共同記者会見で、SVOLTが同州に2工場を建設する計画を発表した。ユーバーヘルン近郊のリンスラーフェルトに電池セル工場を、セル工場から約30キロメートルの距離にあるホイスヴァイラーにモジュール・パック工場を建設する。セル工場の生産能力は、段階的に拡大していく計画で、最終的に24ギガワット時(GWh)となる予定。

SVOLTは2工場の建設に総額で最大20億ユーロを投資する。従業員数は最終的に2,000人を見込んでいる。

セル工場の敷地面積は約84万平方メートル。工期は2021年初めから2023年末までで、第1工期が完了すると生産能力は6GWhとなる予定。その後、段階的に6GWhずつ拡大していく。最終的な生産能力は24 GWhとなる計画で、これは電気自動車向けの電池で年30万~年50万台分に相当する。従業員は生産開始までに約400人を採用する予定。

モジュール・パック工場の敷地面積は約5万平方メートル。生産開始までに約150人の雇用を予定している。

■ ドイツで複数のセル工場の建設計画が進行

ドイツでは現在、複数のセル工場の建設計画がある。独日刊紙『フランクフルターアルゲマイネ』によると、ドイツにおける電池セルの生産能力は、SVOLTの工場を合わせると年82GWhとなる予定。これは、電気自動車で年約170万台分に相当する。

具体的には、中国のリチウムイオン電池大手コンテンポラリー・アンペレックス・テクノロジー・リミテッド(寧徳時代新能源科技、CATL)が現在、テューリンゲン州の工業地域エアフルタークロイツ近郊に工場を建設している。ザルツギッターでは、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)とスウェーデンの新興企業ノースボルトがセル工場を建設する計画がある。さらに、仏自動車大手PSAおよびPSAの独子会社であるオペル、仏石油大手トタルおよびトタル傘下のバッテリーメーカーであるサフトは、オペルのカイザースラウテルン工場で電池セルを生産する計画。