独ダイムラー、吉利とハイブリッド用エンジンを共同開発

独自動車大手のダイムラーは20日、中国の浙江吉利控股集団(Geely Holding)と共同でハイブリッドシステム用の高効率の次世代ガソリンエンジンを開発すると発表した。両社の研究開発ネットワークを活用した共同開発により、世界的な競争力を強化するとともに、規模を生かしたコスト効果を見込む。

具体的には、開発、調達、量産化などで協力する計画。開発するエンジンは、ダイムラーのブランドであるメルセデスベンツやメルセデスベンツの中国の提携先、ボルボ・カーズを含む浙江吉利控股集団傘下のブランドの車両に幅広く提供していく。欧州および中国の工場で生産する計画で、中国工場からの輸出も視野に入れている。

メルセデスベンツは、ダイムラー・グループの中期経営計画「アンビション2039(Ambition 2039)」の一環として、戦略的な方向性「エレクトリック・ファースト」を推し進めており、ラインアップの電動化やCO2ニュートラルに向けた取り組みを強化している。

上部へスクロール