スウェーデン商用車大手ボルボ・グループ傘下の仏ルノートラックは11月25日、デンマークのビール大手カールスバーグのスイス子会社フェルドシュレスヒェン醸造所に、電気駆動トラック「DワイドZ.E.」を20台納入したと発表した。これは欧州における同モデルの納入実績としては過去最大。同醸造所のビール輸送業務に投入することで、カールスバーグが目指すカーボンニュートラル物流の実現に貢献する。
「DワイドZ.E.」は車両総重量(GVW)26トンで、ホイールベースは3,900ミリメートル。電気モーター2基のシステム総出力は370kW、最大トルクは850Nm。リチウムイオンバッテリーの容量は200kWh~265kWh、最大航続距離は約180km。仏北部オルヌ県のブランヴィル・シュル・オルヌ工場で生産される。
カールスバーグは、再生可能エネルギーを使ったラストマイル配送(最終地点への配送)と、長距離輸送の鉄道を組み合わせ、物流におけるカーボンニュートラルを目指している。