アウディ、中国FAWと電気自動車の合弁設立

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手アウディは18日、中国の提携先である第一汽車(FAW)と長春市に純粋な電気自動車(BEV)を生産する新しい合弁会社を設立すると発表した。新合弁には、アウディとVWの中国法人フォルクスワーゲン・グループ・チャイナ(VGC)が60%を出資する。同合弁の設立手続きは、中国当局の認可などを経て2021年第1四半期に完了する予定。

新合弁では、2024年までにVW傘下のポルシェと共同開発したプラットフォーム「PPE」をベースにしたアウディのBEVの生産を開始する計画。

アウディとFAWが中国で共同生産するモデルは2021年末までに12モデルとなる。2022年には、第2の提携先であるVWと上海汽車(SAIC)の合弁会社SAICフォルクスワーゲンが生産するモデルも市場投入する予定。

アウディの2020年通期の中国販売は72万7,358台だった。これまでの累計では約700万台を出荷している。

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