独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)・グループのフォルクスワーゲン乗用車ブランドの最高経営責任者(CEO)であるラルフ・ブランドシュテッター氏は、1月24日発行の独『ウェルト(日曜版)』紙に掲載されたインタビュー記事の中で、VWの電気自動車プロジェクト「トリニティ」が開発するモデルの価格が約3万5,000ユーロになるとの見通しを明らかにした。
同モデルは2026年から米電気自動車メーカーのテスラに対抗するモデルとなる計画。電気駆動、デジタル、自動運転などの新技術を搭載したモデルとなる予定。ブランドシュテッターCEOによると、全長は4メートル強で、VWのこれまでのラインアップにはないダイナミックでフラットなデザインになるという。
ブランドシュテッターCEOはこのほか、「ID.3」の下位に位置づけられる電気自動車の新モデルを当初計画の2027年から前倒しして2025年に市場投入する見通しを明らかにした。価格は2万~2万5,000ユーロとなる見通しという。