自動運転車の保有、過半数が否定的=アンケート調査

自動運転車の所有を否定的にみている人の割合が肯定的にみている人の割合を上回ることが、世論調査会社フォルサ(Forsa)が実施したアンケートでこのほど明らかになった。

同調査によると、「自動運転車を持つことは考えられる」との回答が全体の38%にとどまり、「考えられない」の55%を16ポイント下回った。「考えられる」との回答は男性で49%に達した一方、女性は29%にとどまった。また、年齢別では、「考えられる」との回答が最も高かったのは「30~44歳」の層で54%と過半数を占めた。次いで「18~29歳」の層も52%と前向きだった。一方、「45~59歳」の層が35%、「60歳以上」の層では24%にとどまった。自動運転車の保有に否定的な理由として、「車両をコントロールできなくなる」(70%)、「自動運転システムがまだ十分に開発されていない」(65%)、「自分で運転する楽しみがなくなる」(58%)、「事故発生時の責任問題」(57%)「技術への不安」(41%)、「サイバー攻撃による制御不能が怖い」(26%)を挙げている。

なお、同調査は独ネット保険会社のコスモス・ダイレクトの委託で、ドイツ国内の18歳以上の1,510人を対象に昨年10月に実施された。

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