仏タイヤ大手のミシュランは2月23日、2050年までに自製タイヤの持続可能性を100%とする目標を発表した。現在、同社のタイヤは200種類以上の材料で作られており、その全てにおいて持続可能性を実現していく。
ミシュランは同目標について、世界7カ所の研究開発拠点で350以上の専門分野に6,000人超のスタッフを投入しており、材料に関する豊富な知見をもとに技術革新を生み出す十分な能力を持っていると強調する。
同社はコンセプト「すべてを持続可能に(All-Sustainable)」の実現に向け、フランスの石油・新エネルギー研究所(IFPEN)およびその子会社アクセンスのほか、リサイクル技術開発の加パイロウェーブ、再生プラスチック技術開発の仏キャルビオ、スウェーデンの廃タイヤ再生技術開発エンバイロといった新興企業と提携。◇バイオマスからブタジエンの製造◇使用済みタイヤからカーボンブラックの生成◇ポリスチレンのリサイクル技術――などの分野における研究開発推進している。