仏タイヤ大手ミシュラン、LCA準拠の新製品「eプライマシー」発売

仏タイヤ大手のミシュランは3日、コンフォートタイヤ「プライマシー(Primacy)」シリーズから、環境配慮型の新製品「eプライマシー(ePrimacy)」を発売したと発表した。原材料の調達から廃棄・リサイクルに至るプロセス全体の環境負荷を評価するライフサイクルアセスメント(LCA)に準拠して開発された同社初のタイヤ製品となる。エンジン車やハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)のいずれにも適しており、小型車、セダン、コンパクトSUV向けに展開する。

新製品は欧州のタイヤラベリング制度で、転がり抵抗がA、ウェットグリップはBの評価を得ている。同社によると、クラス最高水準の転がり抵抗性能により、エンジン車は走行100km当たりの燃料消費量を最大0.21リットル削減できる。また、タイヤの耐用年数全体では80ユーロ相当を節約できるほか、二酸化炭素(CO2)の削減効果は174キログラムに達する。EVでは航続可能距離が最大7%伸びるとしている。

同シリーズには15~20インチのタイヤ、56種類がある。シトロエン「C4」および「C5エアクロス」、「DS4クロスバック」、トヨタ「アイゴ」に新車装着されている。

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