独ファルタ、自動車用電池の生産に参入

独電池大手のファルタは16日、電動車用の電池セルの生産事業に参入する計画を発表した。同社はこれまで主に、補聴器やワイヤレスイヤホンなどに使用する小型電池を生産してきた。

自動車用電池セルのフォーマットは21700(円筒形セル、長さ7センチメートル、直径2.1センチメートル)、製品名は「V4Drive」となる。本社のあるエルヴァンゲンで当該電池の試験生産ラインが今年末に生産を開始する予定。同社は当初は主に、プレミアムセグメントの車両に当該電池を供給する見通しを示している。また、自動車向けのほかに、電動工具にも当該電池を投入できると見込んでいる。

同社のヘルベルト・シャイン社長は今回の発表に際し、「新しいリチウムイオンセルの開発は順調に進んでおり、我々の期待を上回る結果が出ている」とコメントした。詳細は今後発表する予定。

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