独自動車部品大手コンチネンタルのパワートレイン事業子会社であるヴィテスコ・テクノロジーズは10日、同社の中国法人が上海・揚浦区の新オフィスに地域本社機能を移転したと発表した。広さは6,000平方メートルで、約450人が勤務する。
ヴィテスコのアンドレアス・ヴォルフ最高経営責任者(CEO)は、「中国はeモビリティと当社の発展にとり必要不可欠な市場だ。新オフィスは現地のパートナーと協力しながら事業を進めるための確固たる足場となる」と述べた。
同社は2019年に天津市の工場でインバーターと発電機、減速機を統合した電気駆動システム「EMR3」の生産を開始。これまで仏PSA、韓国現代、中国東風など6つの自動車メーカーの20以上のモデルに供給してきた。現在は同市で今年末の開所を目指し、電気駆動車向け製品の研究開発(R&D)センターを建設している。