仏タイヤ大手のミシュランは19日、独デジタル貨物フォワーダー大手のセンダー(Sennder)と長期提携したと発表した。センダーの顧客フリートに対しミシュランのタイヤ製品やサービスを提供する。両社は提携を通じ、道路貨物輸送の効率化と二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指す。
貨物の荷主はセンダーを通じ、優れた低転がり性能を持つ長距離輸送用タイヤの「ミシュランXライン」や、耐摩耗性・耐尾偏摩耗性が高い「ミシュランXマルチエナジー」などを利用できるようになる。後者の製品はミシュランによると、走行100キロメートル当たり最大1.2リットルの燃料を節約できる。同社はまたトレッドゴムの交換サービスも提供する。
提携サービスは当初、欧州北部およびイベリア半島で行い、年内に欧州の他地域にも拡大していく。
センダーは貨物輸送業務をデジタル化し、効率向上とコストを削減するソリューションを提供している。