2021/4/16

企業情報 - 部品メーカー

ボッシュ、中国に燃料電池の合弁設立

この記事の要約

独自動車部品大手のボッシュは14日、中国の商用車メーカー慶鈴汽車(チンリン・モータズ)と重慶に合弁会社ボッシュ・ハイドロゲン・パワートレイン・システムズを設立したと発表した。同合弁を通して、中国市場向けの燃料電池システム […]

独自動車部品大手のボッシュは14日、中国の商用車メーカー慶鈴汽車(チンリン・モータズ)と重慶に合弁会社ボッシュ・ハイドロゲン・パワートレイン・システムズを設立したと発表した。同合弁を通して、中国市場向けの燃料電池システムを開発・生産・販売する。

ボッシュは燃料電池システムに関するノウハウを提供し、慶鈴汽車は、小・中・大型トラックのラインアップ全般で協力する。両社はこれまで、燃料噴射や排ガス後処理の分野ですでに協力関係がある。

ボッシュは、燃料電池スタックやパワーエレクトロニクス付きのエアコンプレッサー、センサー付きの制御機器などの部品を無錫市の工場で生産する。同工場では年内に、小規模生産を開始する予定。2021年には、ボッシュの燃料電池システムを搭載した慶鈴汽車のトラック70台が試験走行を開始する。ボッシュの燃料電池システムの市場投入は2022/2023年を見込んでいる。

ボッシュは中国ですでに、燃料電池の研究開発に取り組んでおり、昨年には無錫市に燃料電池センターを開設している。ドイツでは、バンベルク、フォイヤーバッハ、ホンブルクの3拠点で燃料電池の量産化に向けた取り組みを進めている。ボシュはスウェーデンの燃料電池開発会社パワーセルと燃料電池スタックを共同開発しており、2022年の量産化を目指している。

中国汽車工程学会(China-SAE、日本の自動車技術会に相当する非営利団体)によると、中国では燃料電池車の登録台数が2030年に100万台を超える可能性がある。ボッシュは中国のあらゆる自動車メーカーに同社の燃料電池システムを供給していく意向を示している。