独コンチネンタル、物流センターで電力消費・包装廃棄物を削減へ

独自動車部品大手のコンチネンタルは15日、ドイツ国内にある物流センター(4拠点)で電力消費量と包装廃棄物の削減を実現したと発表した。

電力消費量の削減を実現した物流センターは、ニーダーザクセン州・バージングハウゼンとラインラント・プファルツ州・ベルハイムにある2拠点。これまで利用してきた屋内外の照明器具を制御可能な LED照明に刷新したほか、建物に特別な断熱材を採用し、屋内からの放熱量を抑えた。これにより両センターの電力消費量を最大50パーセント削減することができた。

また、ハノーファー近郊のバントオルフとヘッセン州・コルバッハにある物流センターでは、包装廃棄物の削減に取り組んでいる。夜間配送の場合に限り、タイヤ8本までは無梱包で配送し、将来的に年間2,600キログラム(フォイルシートの長さで約2,200キロメートルに相当)の梱包材を節約するという。この取り組みは、今後他の物流センターでも導入する予定。

コンチネンタルは、2050年までにバリューチェーン全体での二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする気候中立(クライメート・ニュートラル)を実現する方針を打ち出している。今回の取り組みは、同社が掲げる気候変動対策の一環として実施している。

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