独ダイムラー、ファクトリー56でEQSの生産開始

独自動車大手のダイムラーは12日、乗用車部門メルセデスベンツ・カーズがシンデルフィンゲン工場に建設した生産棟「ファクトリー56」で、電気自動車のセダン「EQS」の生産を開始したと発表した。同工場では現在、メルセデスベンツ「Sクラス」のセダンとロングバージョン、「メルセデス・マイバッハSクラス」を生産しており、純粋な電気自動車の生産は初めてとなる。

「ファクトリー56」は、持続可能な生産のベンチマークとなる工場で、様々な環境・資源保護の取り組みが実施されている。例えば、生産棟の屋根に設置した太陽光発電設備は、同工場の年間電力需要の約30%に対応することができる。

また、1つの生産ライン上でさまざまなモデルや駆動装置が異なるモデルを生産することができる高効率な生産システムとなっている。

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