ノルウェーのコングスバーグ、新CTOに独ヘラーの幹部を招聘

ノルウェー自動車部品大手のコングスバーグ・オートモーティブは18日、同社の最高技術責任者(CTO)に独ヘラーの執行役員だったクリスティアン・アムゼル博士を迎えたと発表した。新CTOは技術ポートフォリオの監督に加え、イノベーションの創出と買収案件を担当する。

アムゼル氏はアーヘン工科大学(RWTH)で電気工学を学び、同大付属のアーヘン自動車研究所(ika)において工学博士号を取得した。その後オランダのイナルファ・ルーフシステムズ・グループの欧州本社でCTOと最高経営責任者(CEO)を歴任し、製品開発で20年以上の実績を持つ。ヘラーに移籍後は24ギガヘルツ(GHz)と77GHz帯のレーダーシステムやパワーエレクトロニクス、電動車のバッテリー管理システム事業戦略などを統括した。現在、韓国の2社と欧州のスタートアップ2社の顧問を務めている。

コングスバーグのヨルグ・ブッフハイム社長兼CEOは、「アムゼル博士の豊富な経験が自動運転車や電気自動車(EV)向けの部品開発で発揮されることを期待している」と述べた。

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