ポルシェ、上海に開発拠点・マレーシアに組み立て拠点

独高級スポーツカーメーカーのポルシェは8月30日、中国の上海に研究開発拠点を、マレーシアには組み立て拠点を設けると発表した。マレーシアでは同国向けのモデルのみを組み立てる。

中国はポルシェにとって6年連続で最大の販売市場となっている。現地に研究拠点を設置することにより、現地の顧客ニーズの理解を深め、早期に開発に反映させていく。ポルシェは中国に、20年以上に渡り事業展開しているポルシェ・エンジニアリング・チャイナがあるほか、今年初めには2016年に設立したデジタル技術子会社ポルシェ・デジタルの中国法人としてポルシェ・デジタル・チャイナを設立した。

マレーシアでは、同国の複合企業サイム・ダービーと協力し、現地に組み立て工場を建設する。具体的には、サイム・ダービー傘下の貿易・物流会社サイム・ダービー・ベルハドと協力し、2022年からマレーシア市場に供給するモデルのみを同工場で生産する。

サイム・ダービーはポルシェ車を輸入・販売しており、両社は10年に渡り協力関係にある。

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