シュコダ自、乗用車への商品配達サービスを開始

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車はこのほど、オンラインで注文した商品を発注者の乗用車に配達するサービス「カー・アクセス」の開始を計画していると発表した。非対面で荷物を受け取れるほか、届け先が不在である時などの問題を解消できる。

同サービスは、2019年以降に製造されたリモートアクセス機能を装備している車両で、オンラインサービス「シェコダ・コネクト」に登録している顧客が対象となる。提携している宅配業者は、スマホアプリ「マイ・シュコダ」の新機能「カー・アクセス」を使い、車両の位置情報とナンバーから配送先となる車両を特定し、トランクルームを開錠して納品する。サービス利用者は車両のリモート開錠・閉錠機能をオンにして、宅配業者に車両へのアクセスを許可する必要がある。

同サービスは、年末までプラハ市内でパイロットプロジェクトを実施し、その後本格的に運用を開始する。チェコ国内の他の都市や国外での運用も検討している。シュコダは今後、電動SUV「エンヤク iV」、「カミック」、「スカラ」のモデルも「カー・アクセス」対象に加える予定という。

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