日産自動車は6日、欧州市場における電気自動車(EV)の販売台数が累計で25万台に達したと発表した。内訳は、乗用車モデル「リーフ」が20万8,000台、配送用バン「e-NV200」が4万2,000台。同社は2023年末までに、欧州におけるEVの新車販売比率を75%に引き上げる目標を掲げる。
「リーフ」は2010年、世界初の量産型EVとして発売された。現行モデルは先進運転支援システム「プロパイロット」や、アクセルペダルのみで加減速や停止が可能な「eペダル」機能を装備する。
「e-NV200」は最高出力80kW、最大トルク254Nmの電気モーターと、容量40kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する。荷室容量は最大4.2立方メートル。7人乗りのミニバンモデルも設定されている。
日産は7月、中国系の車載電池大手エンビジョンAESCグループと共同で、英北東部のサンダーランドにEV向けの超大型バッテリー工場を新設する計画を発表した。投資額は10億ポンドを超える見通し。