独自動車用ワイヤーハーネス大手のレオニは12日、セルビアのクラリエボに建設した同国で4カ所目のワイヤーハーネス工場の開所式を行ったと発表した。新工場は、4工場の中でも最も規模が大きく、従業員数はフル稼働体制となる2023年末に最大5,000人となる見通し。
新工場の床面積は、すべての建物を合わせると、6万平方メートルを超える。うち、生産面積が4万5,000平方メートルを占めている。
レオニは新工場も含むすべてのセルビア工場で自動車用のワイヤーハーネスを生産している。2009年にセルビアのプロクプリエに最初の工場を開設し、2014年にマロシシュテ(Malosiste)、2017年にはニシュに工場を開設した。クラリエボでは2018年から小規模で生産を開始し、段階的に工場の建設を進め、今回の開所式に至った。新工場がフル稼働体制になると、レオニの同国における従業員数は1万3,000人を超え、産業分野の民間企業では同国最大の雇用主となる。