仏自動車大手のルノー・グループは23日、仏新興企業のWhylotの資本の21%を2021年9月30日付で取得し、同社の少数株主となったと発表した。両社は2021年6月、自動車用の軸流モーターの開発・量産化で業務提携している。今回の資本提携により、協力関係をさらに強化する。ルノー・グループは2025年から、軸流電気モーターを量産する計画。
軸流モーターは、電動パワートレインに使用される。ルノーによると、ハイブリッドパワートレインでは、軸流モーターの採用により、走行1キロメートルあたりの二酸化炭素排出量(CO2)を2.5グラム(WLTPモード、B/Cセグメントの乗用車)削減し、コストも削減することができる。
Whylotは、ハイテク電気モーターの設計・開発を事業とするエンジニアリング会社。2011年の設立で、フランス南西部のカンブに本社を置く。