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2021/12/17

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ノースボルトとガルプが合弁設立、ポルトガルにリチウム工場建設へ

この記事の要約

スウェーデンの新興電池企業ノースボルトとポルトガルのエネルギー大手ガルプ・エネルジアは14日、ポルトガルに折半出資の合弁会社「オーロラ(Aurora)」を設立することで合意したと発表した。欧州最大規模のリチウム工場を建設 […]

スウェーデンの新興電池企業ノースボルトとポルトガルのエネルギー大手ガルプ・エネルジアは14日、ポルトガルに折半出資の合弁会社「オーロラ(Aurora)」を設立することで合意したと発表した。欧州最大規模のリチウム工場を建設する。現在、技術・経済的調査を実施しており、いくつかの候補地について検討している。合弁工場は、2025年末までに操業を開始し、2026年に商用生産に入る計画。欧州では電動車の主要部品であるバッテリーのバリューチェーン(価値連鎖)を欧州域内に構築する動きが活発化している。

新合弁工場では、リチウムイオン電池の主要材料である水酸化リチウムを生産する。生産能力は年3万5,000トンとなる予定。これは、年50ギガワット時の電池(電気自動車約70万台)の生産に十分対応できる規模に相当する。ノースボルトは新合弁工場の生産能力のうち、50%を自社の電池用に活用する。

合弁工場への投資は約7億ユーロとなる見通しで、約1,500人の直接・間接雇用を創出できると見込んでいる。

ガルプ・エネルジアは、エネルギー転換の動きを受けて新規事業の開拓を進めており、今回の合弁設立も当該戦略の一環に位置づけている。

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