ロシア新車販売、21年通期は4.3%増加 1/3

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は13日、同国の2021年通期の新車販売(乗用車・小型商用車)が166万6,780台となり、前年に比べ4.3%増加したと発表した。ただ、12月の新車販売は13万3,470台と、前年同月に比べ19.9%減少している。

通期で新車販売が増加したのは、2020年に実施された都市封鎖(ロックダウン)の影響で販売が急減した反動があり、特に2021年第2四半期の新車販売が大幅に増加した。

第3四半期以降は、半導体不足による生産台数の減少や物流の問題、原材料の価格上昇などにより、販売減少が続いている。自動車製造業者委員会(AMC)のトーマス・シュテルツェル会長は、これらの問題がすぐに改善する兆しはない、との見解を示す。

同委員では、これらの問題が2022年も当面続く見通しであることを踏まえ、2022年の新車販売が前年比3.3%増の172万2,000台になるとの予想を示している。

ロシアの新車販売は2015年以降、140万台~180万台の間で推移している。

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