独コンチネンタル、タイヤの夜間配送を開始

独自動車部品大手のコンチネンタルは19日、独物流サービス会社のnoxと提携し、タイヤの夜間配送を開始すると発表した。午後15時までにコンチネンタルに乗用車タイヤを注文すると商品を翌朝8時までに配達する。また、従来のプラスチック包装材をなくすことで環境負荷を低減する。全ての販売提携先を対象としており、現在は、独タイヤ・自動車サービス会社Vergoelstの約170カ所の支店が同サービスを利用している。

noxは、交換部品の夜間配送サービスなどを事業とする。コンチネンタルのタイヤ夜間配送サービスの利用は、配達場所の詳細な指定または配送用ボックスの設置が条件となる。現在は、Vergoelstの約170カ所の支店が同条件を満たしている。

コンチネンタルでは、今回のサービスでプラスチック包装材をなくすことで年約1.5トン(長さ1,300キロメートル)のプラスチックを削減することができると試算している。

コンチネンタルは遅くとも2050年から、同社の製品の使用時における排出も含めた事業全体の価値連鎖(バリューチェン)を対象にした気候中立の達成を目標に掲げている。プラスチック包装なしの夜間配送は当該取り組みの一環に位置づけられる。

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