仏自動車大手のルノーと中国の浙江吉利控股集団(Geely Holding)は21日、韓国における新車開発で協力することで合意したと発表した。吉利が車両技術を提供し、釜山にあるルノーサムスン(RSM)の工場で2024年からハイブリッド車(HV)や内燃機関車を生産する計画。低排出モデルのラインナップを拡充し、HVの需要が高いアジア市場での競争力を強化する。
スウェーデンにある吉利の研究開発施設で開発された小型車用アーキテクチャ(CMA)とハイブリッドパワートレインを活用する。ルノーとRSMは現地市場のニーズに応える形で車両を設計し、先進機能を搭載する。新モデルは韓国市場で先行販売し、その後アジア市場に輸出する予定。
ルノーと吉利は2021年8月、韓国および中国でHV事業を展開することで合意したと発表していた。