ボッシュ、量子センサー技術の新会社設立

独自動車部品大手のボッシュは17日、量子センサー技術を活用した製品の商業化に向けて社内スタートアップを設立すると発表した。これまでの研究成果を新会社に集約し、製品化を進めていく。

新会社には現在、従業員15人が勤務しており、今後数カ月以内に20人以上に増える見通し。量子技術の活用により、MEMS(微小電気機械システム)センサーの1,000倍の精度の計測が可能になるとされており、量子センサーは例えば、パーキンソン病やアルツハイマー病などの神経疾患の診断や、義足の制御技術、物体のより精度の高い計測などに活用できる可能性がある。

新会社は、ドイツのルードヴィヒスブルクにある子会社グロウ・プラットフォームの敷地内に拠点を置く。組織的には、ロイトゲンに本部を置く事業部門オートモーティブ・エレクトロニクスに所属する。

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