独自動車照明・電子部品大手のヘラーは3日、中国の自動車部品大手、敏実集団有限公司(ミンス)との合弁会社「ヘラー・ミンス嘉興オートモーティブパーツ」を通じ、浙江省嘉興市の拠点に第2工場を開設したと発表した。レドーム(レーダーの保護カバー)やイルミネーション付きロゴの需要増加に対応する。すでに昨年末から稼働しており、日系の自動車メーカーに製品を供給している。今後、他の地域や海外の顧客からも注文を受けて量産していく予定。
新工場は面積約2万平方メートル。年産量は当初約300万個で、最大で500万個まで拡張できる。研究開発施設も併設しており、製品は顧客の要望に応じてオーダーメードで生産する。総投資額は千万ユーロのケタ台前半から半ば。
ヘラーとミンスは2021年1月、折半出資で同合弁会社を設立した。従業員数は現在約230人で、年内に300人を超える見込み。レドームに加えライダー(LiDAR)センサー用のカバーなども生産している。