欧州自動車工業会(ACEA)は25日、欧州連合(EU)(マルタを除く26カ国)における2022年4月の商用車新車登録が12万5,034台となり、前年同月に比べ27.1%減少したと発表した。すべてのセグメントが前年同月を下回り、スペイン(36.0%減)、ドイツ(30.5%減)、フランス(28.6%減)、イタリア(17.5%減)の主要4カ国も2ケタの減少だった。1~4月の累計は、前年同期比20.3%減の53万6,408台だった。
4 月のカテゴリー別の登録台数は、3.5トン以下の小型商用車が前年同月比30.2%減の9万9,908台と大幅に落ち込んでいる。
3.5トン超の中・大型トラックは、前年同月比12.6%減の2万3,308台。主要4カ国では、スペイン(3.5%増)が唯一、前年同月を上回った。16トン以上の大型トラックは前年同月比10.8%減の1万9,878台。主要市場では、イタリア(22.0%減)、ドイツ(18.5%減)、ポーランド(16.7%減)の減少幅が大きかった。スペイン(0.5%減)は小幅な減少にとどまり、フランスは(3.6%増)前年同月を上回っている。
バスは、前年同月比1.2%減の1,818台。主要4カ国を見ると、スペイン(82.5%増)とフランス(51.8%増)が大幅な2ケタ増となったのに対し、ドイツ(38.3%減)は大幅な2ケタの減少、イタリア(3.7%減)は微減となり、バラつきが見られた。