ボルボ・カーズ、2回目の環境債発行。5億ユーロを調達

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズは5月24日、2回目のグリーンボンド(環境債)を発行し、5億ユーロを調達したと発表した。資金は完全電気自動車(BEV)の開発と生産、および循環型ビジネスの構築に投資する。満期は2028年5月31日。クーポン・レートは4.25%の固定利率。需要は発行額の3倍と旺盛だった。

ボルボ・カーズは調達した資金の3分の2以上を次世代BEVモデルのパワートレインとプラットフォームの研究開発に、残りを生産能力の増強に投じる。同社は2030年までに電気自動車専業メーカーになるとともに、40年までに完全な循環型ビジネスの確立を目指すとの目標を掲げている。

同社は2020年、環境問題の解決に寄与する投資資金の確保を目的とする「グリーン・ファイナンス・フレームワーク」を創設した。グリーンボンドの発行はこの枠組みを通して行われる。

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