スウェーデン商用車大手のボルボグループは17日、バッテリー・充電インフラ部門のボルボエナジーが、バッテリーを再利用した電力貯蔵技術を開発する英コネクテッドエナジーに資本参加すると発表した。5,000万クローネを投資し、資本の10%を取得する。バッテリーの循環型ビジネスモデルを確立するのがねらい。
ボルボエナジーは使用済みバッテリーの二次利用の機会を確保し、車両電動化のニーズに応えるため持続可能で競争力のあるソリューションを顧客に提供することを目指している。同事業を統括するホアキン・ローゼンバーグ氏は、「コネクテッドエナジーへの投資を通して再利用バッテリーを活用する電力貯蔵システムの市場に参入し、今後のビジネスチャンスにつなげる」と述べた。
コネクテッドエナジーは使用済みバッテリーを再利用したコンテナ型の電力貯蔵システムを開発している。同社のシステムは現在、英国のほかベルギー、ドイツ、オランダで運用されている。