トヨタがトルコ工場を一時停止、半導体不足で

トヨタ自動車はトルコの北西部サカリヤにある完成車工場の操業を7月4日から18日まで停止する。サプライチェーンの混乱と半導体チップ不足が理由。トルコ日刊紙『イェニ・シャファク』が15日報じた。

操業停止の期間には、イスラム教の祭日「イード・アル・アドハー(犠牲祭)」(9日~12日)と、国の祝日「民主主義の日」(15日)を組み入れた。同社のトルコ法人は声明で、「自動車業界全体におけるサプライチェーンと半導体部品の問題により、生産を調整する必要がある。当社は生産への影響を最小限に抑え、顧客にできるだけ早く車両を届けるため努力している」と述べた。

サカリヤ工場は1994年9月に操業を開始した。同工場では現在、クロスオーバークーペ「C-HR」と「カローラ(セダン)」を生産し、主に欧州を中心に30カ国以上に輸出している。2016年には同国初のハイブリッド(HV)モデルとなる「C-HRハイブリッド」の生産を開始した。

上部へスクロール