独クアントロン、9月のIAAに大型電動トラック2モデルを出展

独電動商用車メーカーのクアントロン(Quantron)は6月28日、ドイツのハノーバーで9月に開催される商用車の国際自動車見本市(IAA)に大型の電気トラックと燃料電池トラックの2モデルを出展すると発表した。

電気トラック「QHM BEV 50-392」(4×2、6×2)は、独商用車大手MANの「TG3(TGS、TGX)」をベースにしたモデルで、すでに受注を受け付けている。配送業務や工場の輸送業務に適している。容量280~392kWhの高電圧電池を搭載し、航続距離は最大350キロメートル。最大出力350kWで充電することができる。当該モデルは、ドイツの物流会社Ansorgeや廃棄物処理会社DORRからすでに受注を受けている。

燃料電池トラック「FCEV EU Truck」(4×2、6×2)は、カナダの燃料電池大手バラード・パワー・システムズとの戦略的提携を通して開発した。駆動システム大手のEアクスルを搭載している。航続距離は最大700キロメートル。水素タンクの容量は50キログラム超となっている。2023年第2四半期から生産を開始(SOP)する予定。

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