独コンチネンタル、MTB用タイヤのゴムで「責任ある原料調達」

独自動車部品大手のコンチネンタルは8月24日、マウンテンバイク(MTB)用のタイヤ「グラビティ(Gravity)」シリーズにインドネシア産の天然ゴムを使用していると発表した。トレーサビリティと持続可能性を満たしたサプライチェーンから天然ゴムを調達する「責任ある原料調達」を特徴としている。

コンチネンタルは独経済協力・開発省(BMZ)と共同で、2018年からインドネシアの西カリマンタン州で持続可能な天然ゴムの栽培・調達プロジェクトを実施している。サプライチェーンの透明化に向けてGPSを活用した天然ゴムのデジタル追跡や、サプライチェーンを構成する小規模農家に対しては適正なゴム生産に向けた研修事業などを通して栽培農家から自社製品用の天然ゴムを調達している。

同社は100%持続可能なサプライチェーンを2050年までに実現する目標を掲げる。天然ゴムに関しても同様に、30年までにすべての需要に対し持続可能性を満たすことを目指している。

上部へスクロール