蘭トムトムのナビシステム、現代グループが欧州市場で全面的に導入

オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは1日、韓国の現代自動車グループ(HMG)との提携期間を10年延長するとともに、同グループが欧州市場で販売する車両に最新のナビゲーションシステムを供給すると発表した。現代のほか起亜自動車および高級車ブランド「ジェネシス」のすべてのモデルも対象で、レベル2の自動運転機能と、インダッシュ(組み込み)型ナビゲーションシステムの機能が強化される。システムの搭載車両は今後数年間で数百万台に上る見込み。

トムトムが提供するサービスには、先進運転支援システム(ADAS)向け地図製品「ADASマップ」が含まれる。同製品は車のハイウエー・ドライブアシスト(HDA)機能と連携することで、道路の勾配やカーブの曲率、制限速度、車線などのデータを提供してランプやカーブで安全に自動減速する。また、地図データは欧州連合(EU)のISA(自動速度制御装置)の性能基準に準拠している。

HMGは欧州で販売する高級車ブランド「ジェネシス」に昨年夏からトムトムの地図とリアルタイム交通情報機能を搭載している。

上部へスクロール