オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは8日、同社の衛星測位ナビゲーションアプリ「GO」に、トラック専用のナビゲーション機能を追加したと発表した。ドライバーはトラックの特性を踏まえたナビサービスを受けられるようになる。アプリはアンドロイド端末で利用できる。
ドライバーは新機能を通して、車両のサイズや重量、貨物の種類、最高速度などの情報を事前に入力することで、大型車両に適した走行ルートを設定できる。車両の特性に合った燃料ステーションやサービスエリア、駐車場などの情報も取得できる。これらはアプリの既存のナビシステムと連動して機能する。
推定到着時間（ETA）についてもリアルタイムの交通状況に応じて調整し、ドライバーに正確で現実的なスケジュールを提供する。アプリの操作画面（UI）はドライバーの気を散らさないようにミニマルな仕様となっている。グーグルの車載システム「アンドロイド・オート（Android Auto）」と互換性があり、ダッシュボードの画面にルート情報を表示できる。
トムトムのピム・スパーンダーマン氏は新機能について、競合のナビアプリに欠けている部分を埋めるソリューションだと自信を示している。