独自動車大手のBMWグループは10月20日、ドイツのライプツィヒ工場の塗装工程に新たに開発した燃焼技術を試験導入していると明らかにした。この新技術は乾燥工程に使用するもので、天然ガス(メタン)と再生可能エネルギー由来のグリーン水素を単独または混合した状態で燃焼させることができる。当該技術は、独Saackeと共同開発した。また、フラウンホファー・ファクトリーオペレーション・オートメーション研究所(IFF)が安全性コンセプトの導入で協力している。
ライプツィヒ工場はこれまで、構内運搬輸送に水素を積極的に導入してきた。2013年には同工場の敷地内にドイツ初の屋内水素充填ステーションを設置している。当該ステーションは、構内運搬用のフォークリフトや牽引車両に水素燃料を充填するために使用している。同工場では現在、燃料電池を搭載した構内運搬車両を130台以上、使用している。工場の敷地内には、構内運搬車用の素充填ステーションが5カ所、整備されている。