シトロエン、純正中古部品販売のBパーツに専用サイト立ち上げ

欧州自動車大手のステランティスは8日、傘下の仏シトロエンが中古の純正部品のオンライン販売プラットフォーム「Bパーツ(B-Parts)」に専用サイトを立ち上げたと発表した。車を長く乗り続ける顧客に対し、安価な維持コストを提供するのが目的。当該サービスは仏本国をはじめ欧州15カ国で利用できる。

欧州では全体的に車の平均使用年数が伸びており、メンテナンスの重要性が高まっている。特に、車の生産終了から10年ほどの期間を経て部品製造が終了したり、必要な部品の価格や納期に無理がある場合、中古部品は車の「命綱」となる。ステランティスによると、中古車の部品は新品と比べて平均70%安く、維持費用の大幅な低減につながる。

Bパーツのサイトで扱うシトロエンの純正中古部品は、エアバッグ、車体、電気・電子、内装、照明、エンジンおよびトランスミッション、サスペンションの7カテゴリーで構成され、約20万点の部品が登録されている。購入者は自身宛てのほか、シトロエンのサービス網を通して整備工場に直接届けることもできる。部品には12カ月の保証が付く。

ステランティスは2020年にBパーツを買収した。

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