ベアリング大手SKF、アジア地域に総額12.5億クローナを投資

スウェーデンのベアリング大手SKFは11月24日、アジア地域の事業強化に向け総額12億5,000万スウェーデンクローナを投資することを明らかにした。中国、インドおよび東南アジアにおける製造とエンジニアリングの両部門の能力を高め、競争力を引き上げる。投資額のうち10億クローナが中国向けとなる。

同社は中国で過去4年間に製造拠点を16から9に統廃合してスリム化し、地域の顧客ニーズの把握と迅速な製品投入ができる体制を整備した。現在、大連工場では10億クローナを投じた拡張・近代化工事が進んでおり、2024年中の完工を見込んでいる。

インドと東南アジアでは2億5,000万クローナを投じ、生産能力の向上、サプライチェーン網の強化と現地化を進めている。これにより、深溝ボールベアリングとハブベアリング製品を地域の自動車産業や他の産業に供給していく。

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